物件の共用部にWi-Fiルーターを設置し、そこから各居室に向けて電波を飛ばす方式です。設置が比較的容易で、初期費用も抑えやすいのが特徴です。しかし、壁や距離によって電波が届きにくい部屋が出てくる可能性があるうえ、同時接続数が多いと速度低下を招く点もデメリットです。小規模なアパートであれば十分に機能するケースも多く、導入の敷居が低い方法といえます。ただし、基本的に「木造2階建まで」「40㎡程度の広さまで」の部屋しか利用できないという制限があります。

無料Wi-Fiは今や必須設備。
導入メリットとは
ここ数年、賃貸物件における「無料インターネット付き」は急速に普及し、入居者にとって当たり前に近い設備になりつつあります。かつては「エアコン付き」や「室内洗濯機置き場」が人気設備として注目されましたが、現在ではそれに匹敵する、あるいはそれ以上の強い訴求力を持つのが無料Wi-Fiです。 スマートフォンが生活の中心となり、動画配信サービスやリモートワークの拡大、オンラインゲームやSNS利用の増加により、インターネット環境は「生活インフラ」と呼べる存在にまで定着しました。そのため、入居者が物件を探す際に「無料Wi-Fi付き」という条件は非常に大きな差別化要素となります。
導入のメリットは大きく分けて二つあります。ひとつは 入居促進効果 です。同じ家賃帯で「Wi-Fi無料」と「Wi-Fiなし」の物件が並んでいたら、多くの入居希望者は迷わず前者を選びます。賃料を大きく上げずとも魅力を高めることができ、空室対策として非常に有効です。もうひとつは 長期入居促進効果 です。インターネット環境に不満がない入居者は住み続ける傾向が高く、退去抑止につながります。
このページではwifi導入時の費用や種類について解説いたします。
Characteristics of each
Wi-Fiはどんな種類がある?
~導入費用とメリット・デメリット~
無線タイプ 費用相場:初期費用10~20万円程度 月額1~2万円程度
埋め込みタイプ 費用相場:初期費用30~40万円程度 月額1~3万円程度
各居室の壁やコンセントに小型のルーターを埋め込み、そこから直接Wi-Fiを飛ばす方式です。部屋ごとに電波源があるため、安定性が高く、入居者にとってはストレスの少ない環境が得られます。導入コストは無線タイプに比べて高くなりがちですが、集合住宅においてはクレームの少ない方式として人気があります。コンセントにはLANケーブルの接続口もあるので、有線での使用も可能です。特にリモートワーク層や学生がターゲットの場合は強い武器になります。 ただし、設置には各居室の工事が必要であり、入居者の同意を取ったり、日程調整をしたりしなければならないため、工期がかかることがあります。
置き型タイプ 費用相場:初期費用5~10万円程度 月額1万円程度
アパートに引き込んだインターネット回線を各居室まで配線し、入居者はそこに置かれたWi-Fiルーターを使用します。仕組みとしては埋め込みタイプに近いが、Wi-Fiルーターが壁やコンセントに埋め込まれているか、住戸内部に置かれているかが両者の違いです。各部屋で独立した回線を利用できるため、速度低下のリスクが小さく、動画視聴やゲームを快適に楽しめます。
ただし、入居者がルーターを壊したり、退去時に持ち去ったりするリスクがあります。
※物件の規模、ネット業者によって費用は変わってくるため、詳細については見積もりを取るのが良いでしょう。
速度はどれぐらい必要?
Wi-Fi導入にあたり、必ず話題になるのが「速度はどれくらい必要か」という点です。パンフレットや契約書に記載されているのはあくまで「理論値(ベストエフォート)」であり、例えば1Gbpsや320Mbps、40Mbpsといった数値が示されます。しかし実際には環境や利用人数によって速度は変動し、実測は理論値の3分の1程度になることも珍しくありません。 では、どの程度の速度があれば十分なのでしょうか。
40Mbpsであれば、一般的なウェブ閲覧やSNSの利用、音楽ストリーミングは問題なくこなせます。ただし、動画配信サービスを高画質で複数人同時に視聴する場合や、オンラインゲームを快適に行いたい場合には不足を感じることもあるでしょう。 320Mbpsのプランであれば、フルHD動画の視聴や複数端末での同時利用にも余裕が生まれます。一般的な一人暮らしであれば、このクラスで事足りる方もいるでしょう。 1Gbpsは、4K動画の視聴やリモートワークでの大容量データ送受信、オンラインゲームなどをストレスなく行いたい層に向いています。特に最近では「リモート会議が途切れないこと」や「ゲームをするのに安定していること」が入居判断の一因になっており、一定の訴求力を持ちます。 オーナーにとって大事なのは、単に「速ければ良い」ではなく、物件の入居者層に合った速度を見極めることです。学生街の物件であればゲームや動画需要を見込んで高めのプランを、シニア層中心の物件であればそこまでの速度は不要といった具合に、ターゲットの生活スタイルを想定することが欠かせません。
導入時の注意点
無料Wi-Fiはニーズの高い設備ですが、導入すれば必ず入居率が上がる、という単純な話ではありません。入居者がその設備を本当に必要としているか、どのような速度や方式を望んでいるかを見極めないと、せっかく投資しても費用対効果が薄くなる可能性があります。
例えば、すでに入居者が個別に光回線を契約して満足している場合、無料Wi-Fiの付加価値は小さいかもしれません。また、ターゲット層によっては「あると便利」程度にとどまり、導入費用の回収に時間がかかるケースもあります。
さらに、導入後の維持管理も重要です。回線トラブルが頻発すれば逆にクレームの原因となり、管理会社やオーナーの負担が増える恐れがあります。そのため、信頼できるプロバイダーを選び、アフターサポート体制を確認することも不可欠です。
結局のところ、Wi-Fi導入は「物件の魅力を高めるための投資」です。入居者像をよく分析し、無線タイプ・埋め込み型・有線タイプのどれが適しているのか、速度はどの程度必要なのかを慎重に検討することが成功の鍵となります。
株式会社エリア・エステート
お気軽にお問い合わせください!
無料相談実施中!
無料相談実施中!
未来をつなぐ、住まいのパートナー
無料Wi-Fiは今や「人気設備」という枠を超え、物件選びにおいて欠かせない基準となりつつあります。導入により入居率を高め、退去率を下げ、結果的に収益の安定化を図ることができる点は、オーナーにとって非常に魅力的です。 とはいえ、方式や速度、費用対効果の見極めには専門的な知識と市場感覚が必要です。弊社は管理業務だけでなく仲介業務も行っており、日々入居希望者の生の声を聞いています。そのため、実際のニーズに即したご提案が可能です。 「この物件にはどの方式が合っているのか」「どの速度帯を選ぶべきか」といった悩みにも具体的にお答えし、オーナー様の物件に最適な形で導入できるようサポートいたします。
Contact
お問い合わせ
新着記事
賃貸管理から売買、相続まで幅広い情報を掲載!
オーナー様・入居者様双方に役立つ最新情報を随時更新!
気になる記事はぜひチェックして、賃貸経営やお部屋探しにお役立てください!
Instagram
インスタグラム
インスタグラム
Related
関連記事
Related
関連記事
-
2025.08.19賃貸管理で起こりやすいトラブルとその対策 -
2025.09.05入居者に“もしも”が起きたら?賃貸管理で考えるべきリスクと予防策 -
2025.08.17賃貸管理業務の基礎知識 自主管理or管理委託? -
2025.07.18空き家を資産に変えるための一歩! -
2025.11.04退去立ち合いは何をすればいい...?トラブルを防ぐためにはここを確認! -
2025.10.12サブリースは悪ではない...?サブリースの仕組みと注意点 -
2025.10.17「止まらない地価と物価の上昇」首都圏の家賃相場を踏まえた賃料改定の手引き -
2025.10.22賃貸人も相続人も必読!賃貸人が亡くなった場合、契約はどうなる? -
2025.10.28空き家になった実家を、賃貸に出そう!――思い出の家を、未来へつなぐために。 -
2025.09.18リフォーム費用は何年で回収できる? ユニットバス交換リフォーム費用と注意点 -
2025.12.11オーナーは何をすればいい?募集から契約までの実際の流れ -
2025.09.09病死や自死があった物件、どこまで伝えるべき? 告知事項ガイドラインについて -
2025.09.05任意売却で資産を守り、安心の未来を手に入れよう! -
2025.08.30成功するマンション売却のためのステップガイド~相続編 -
2025.08.17戸建てを期間限定で賃貸に出したいあなたへ。安心と信頼のサポートをお約束します!